2018年に施工した、氷見市にありますM農園様の施設新築工事をご紹介します。
氷見市近隣の畑で作られた地元産のねぎを出荷する施設です。
洗って、皮をむいて、束ねて、梱包したものが、地元スーパーなどに並んでいる地元の私達にはなじみのねぎを出荷しています。
以前の施設とのビフォーアフターにて紹介していきます。
以前の施設です。昔から使い慣れたなじみの施設ですが、古くなり老朽化も進んでいます。仕事量が増加するにあたってもどうしてもスペースが狭くなってしまっています。
名残惜しいですが、以前の施設を解体して更地にします。
イメージとしてはこんな建物に完成予定です。
上空からドローンで撮影してみます。東工業では測量、写真撮影にドローンを活用しています。これまではなかなか入れなかった場所までドローンが入り込むことでより細かな作業計画が立てられます。
こちらの農園では、以前から外国人実習生やインドネシアの大学生などを応援されていて、寮として住まいの役割も併用した施設に建て替えしています。
緑の屋根にこだわって、白と緑と茶色のコントラストが映える施設ができあがります。2階部分には寮があり、快適な生活が送れるように考えて設計しています。
こちらの施設にも、富山県産、氷見産の里山杉をふんだんに使っています。作業室の大空間を作るために、木製トラス構造を活用しています。シザーストラス(ハーフシザーストラス)で建てました。
木製トラスとは、三角形の形に組まれた構造形式です。三角形の形に組むことで各部材に係る荷重が分散されるので、バランスよく安定させることができます。
木造住宅では多く採用されていますが、これだけ大きな施設での空間ではあまりありません。できる会社が少ないということもあります。雪国ならではの積雪荷重計算も行い、地元の地産材(里山杉)を使う為に、この構造を取り入れました。