東工業が手掛けた、氷見市の移住・定住促進住宅『移住ビレッジ』が、株式会社新建築社が発行する新建築『住宅特集』にて掲載されました。
新建築『住宅特集』とは・・・
1985年5月季刊誌として創刊。1986年5月より月刊誌。毎号10数件の新しい住宅を、建築としての切り口、住まい方への提案、技術的側面などから美しい写真と詳細な図面で紹介、解説します。創刊以来の住宅設計者、建築設計者向けの専門書という側面を貫きながら、読者の方々の幅広い興味に応えられる誌面を目指しています。暮らしというソフトを包み込む建築として、「住宅」で展開されるさまざまな価値を、分かりやすく伝えていきます。
新建築住宅特集
過去の記事はコチラからご覧ください。
瓦屋根と畑が連なる氷見型移住ヴィレッジ‐氷見市移住・定住促進住宅‐
富山県氷見市の氷見移住ビレッジは、
『能作文徳建築設計事務所 +Studio mnm+東工業』
が手掛けています。
家やビレッジの風景にも氷見らしさを感じられるように、黒瓦とひみ里山杉を用いた二つのタイポロジー(類型・タイプ)に分けられています。
一つは、リタイア世代向けの平屋タイプと、もう一つは夫婦と子供を想定した町家タイプです。
比較的コンパクトな家ですが、庭には畑が併設され自然を感じながら野菜などの自家栽培を行い、その成長を楽しむことができます。畑に通じる外土間も畑仕事の休憩や食料の保存や乾燥の場として活用できます。
庭や畑や外土間で過ごすことで、ビレッジの住民同士や近隣住民が接し合い、地域に触れる機会を生みます。都会にはない、地域住民とののどかな触れ合いをリアルに体験してもらうことができます。
田舎の生活、山と海の恵み、冬の雪と風、漁村の街並み、それら資源の中に身を置く暮らしがより鮮やかに感じられる家に仕上がっています。
氷見市移住・定住促進住宅とは、移住を希望する方が1年間程度の期間を一時的に住んでみるための市営住宅です。
これまで住んだことのない新しい土地や地域に移住するわけですから、誰しもが不安です。いきなり見ず知らずの土地に家を建てるのはかなりの不安があると思います。
そこで、一時的に氷見市に住んでもらって、氷見をよく知ってもらう必要があります。併せて家だけではなく、住まい、暮らし、食事、仕事、子育て、教育、文化やコミュニティなど、又雪国富山の冬の季節を体験することも必要です。
氷見市には、寒ブリを代表するようにおいしい魚があります。また氷見牛もブランド化されています。おいしいお水、お米、魚、肉、野菜、果物と魅力がたくさん溢れています。
それに伴う補助金の活用についても氷見市がサポートしています。
氷見市への移住方法は、氷見市のホームページにて、詳しく紹介されていますのでご確認ください。
氷見への移住をお考えのあなたに