富山県氷見市、山地災害重点柿谷(かきなや)渓間(けいかん)工事、完成しました。関係者皆様お疲れさまでした!
私たち東工業では、建築工事の設計施工だけではなく、街の景観を整えたり、インフラを構築したり、この街に暮らす人々の安心、安全を守っています。
山の中にある谷では、上流から流れてきた土砂がどんどんたまっていきます。そういった土砂崩れが起きる可能性のある重点地域に、堰堤を作って災害を防止する工事を行います。
土砂崩れなどで流れてきた木や、木の葉、泥や様々なモノをせき止めます。表層の泥を取ると地山の岩盤が出てきます。岩盤にコンクリートを打って、山と一体にしていきます。
実際は、写真に見えている部分よりも5~6メートルは掘っています。右側も左側も削って地山を出しています。山の一部として土砂崩れを止めるのが堰堤の役割です。
この堰堤工事には、残置型枠としてひみ里山杉が使われています。
残置型枠とは、コンクリート打設後も取り外すことなく構造物の一部として埋め込み、使用される型枠のこと。安全な工事と省力化が図れるのと同時に、型枠を燃やすことなく埋めることで脱炭素の効果が得られます。
渓間にどっしりと立つ堰堤が素敵です!