第18回 瓦屋根設計コンクール佳作入賞
東工業が施工した、私たちが暮らす氷見市の交通の拠点である氷見駅。
皆さんご存じですか?
氷見駅の屋根をご覧ください。私たちが住宅でよく目にする『瓦』ですが、氷見駅の瓦はちょっと特徴的なんです・・・。
そうなんです!全国的にも有名な『氷見の寒ブリ!』
あの鰤をデザインした瓦で造られた屋根なんです!言われないとわからないですかね。(笑)
実は、その『ブリの瓦』を使って造られた氷見駅が、全国の『瓦屋根設計コンクール』で入賞しましたのでここにご報告します。
甍賞(いらかしょう)
「瓦」(かわら)が歴史上、初めて登場したのは約2,800年前の中国といわれ、日本にはおよそ1,420年前の西暦588年に百済から仏教とともに伝来し、飛鳥寺で使われたのが初めてとされています。 その後、日本において「粘土瓦」は優れた特性と造形美により受け継がれ、屋根材料として広く普及し、長い間、日本の美しい風景をつくりだす重要な要素の一つとして、必要不可欠な存在として歴史を刻んできました。瓦葺き屋根の並ぶ光景は、まさに伝統的な日本ならではの美しい街並みを特徴づけるものであります。
私どもは、この素晴らしい素材「粘土瓦」が生むさらなる建築美を求め、数年に一度、「粘土瓦」を使用した建築物や構造物の優れた実施例を表彰、また次世代の建築を担う学生の方々を対象に、これまでの「瓦」にとらわれない新しい「瓦」の使い方に関するアイディアを募集する「甍賞」を開催しております。