氷見市 柿谷堰堤 土木工事

富山県氷見市、山地災害重点柿谷(かきなや)渓間(けいかん)工事、完成しました。関係者皆様お疲れさまでした!

私たち東工業では、建築工事の設計施工だけではなく、街の景観を整えたり、インフラを構築したり、この街に暮らす人々の安心、安全を守っています。

山の中にある谷では、上流から流れてきた土砂がどんどんたまっていきます。そういった土砂崩れが起きる可能性のある重点地域に、堰堤を作って災害を防止する工事を行います。

土砂崩れなどで流れてきた木や、木の葉、泥や様々なモノをせき止めます。表層の泥を取ると地山の岩盤が出てきます。岩盤にコンクリートを打って、山と一体にしていきます。

実際は、写真に見えている部分よりも5~6メートルは掘っています。右側も左側も削って地山を出しています。山の一部として土砂崩れを止めるのが堰堤の役割です。

この堰堤工事には、残置型枠としてひみ里山杉が使われています。

残置型枠とは、コンクリート打設後も取り外すことなく構造物の一部として埋め込み、使用される型枠のこと。安全な工事と省力化が図れるのと同時に、型枠を燃やすことなく埋めることで脱炭素の効果が得られます。

渓間にどっしりと立つ堰堤が素敵です!

氷見移住ビレッジが新建築『住宅特集』に掲載されました。


東工業が手掛けた、氷見市の移住・定住促進住宅『移住ビレッジ』が、株式会社新建築社が発行する新建築『住宅特集』にて掲載されました。

新建築『住宅特集』とは・・・

1985年5月季刊誌として創刊。1986年5月より月刊誌。毎号10数件の新しい住宅を、建築としての切り口、住まい方への提案、技術的側面などから美しい写真と詳細な図面で紹介、解説します。創刊以来の住宅設計者、建築設計者向けの専門書という側面を貫きながら、読者の方々の幅広い興味に応えられる誌面を目指しています。暮らしというソフトを包み込む建築として、「住宅」で展開されるさまざまな価値を、分かりやすく伝えていきます。

新建築住宅特集

過去の記事はコチラからご覧ください。

瓦屋根と畑が連なる氷見型移住ヴィレッジ‐氷見市移住・定住促進住宅‐

富山県氷見市の氷見移住ビレッジは、

能作文徳建築設計事務所+Studio mnm+東工業』

が手掛けています。

家やビレッジの風景にも氷見らしさを感じられるように、黒瓦とひみ里山杉を用いた二つのタイポロジー(類型・タイプ)に分けられています。

一つは、リタイア世代向けの平屋タイプと、もう一つは夫婦と子供を想定した町家タイプです。

比較的コンパクトな家ですが、庭には畑が併設され自然を感じながら野菜などの自家栽培を行い、その成長を楽しむことができます。畑に通じる外土間も畑仕事の休憩や食料の保存や乾燥の場として活用できます。

庭や畑や外土間で過ごすことで、ビレッジの住民同士や近隣住民が接し合い、地域に触れる機会を生みます。都会にはない、地域住民とののどかな触れ合いをリアルに体験してもらうことができます。

田舎の生活、山と海の恵み、冬の雪と風、漁村の街並み、それら資源の中に身を置く暮らしがより鮮やかに感じられる家に仕上がっています。

氷見市移住・定住促進住宅とは、移住を希望する方が1年間程度の期間を一時的に住んでみるための市営住宅です。

これまで住んだことのない新しい土地や地域に移住するわけですから、誰しもが不安です。いきなり見ず知らずの土地に家を建てるのはかなりの不安があると思います。

そこで、一時的に氷見市に住んでもらって、氷見をよく知ってもらう必要があります。併せて家だけではなく、住まい、暮らし、食事、仕事、子育て、教育、文化やコミュニティなど、又雪国富山の冬の季節を体験することも必要です。

氷見市には、寒ブリを代表するようにおいしい魚があります。また氷見牛もブランド化されています。おいしいお水、お米、魚、肉、野菜、果物と魅力がたくさん溢れています。

それに伴う補助金の活用についても氷見市がサポートしています。

氷見市への移住方法は、氷見市のホームページにて、詳しく紹介されていますのでご確認ください。

氷見への移住をお考えのあなたに

氷見市 M農園様 新築工事

2018年に施工した、氷見市にありますM農園様の施設新築工事をご紹介します。

氷見市近隣の畑で作られた地元産のねぎを出荷する施設です。

洗って、皮をむいて、束ねて、梱包したものが、地元スーパーなどに並んでいる地元の私達にはなじみのねぎを出荷しています。

以前の施設とのビフォーアフターにて紹介していきます。

以前の施設です。昔から使い慣れたなじみの施設ですが、古くなり老朽化も進んでいます。仕事量が増加するにあたってもどうしてもスペースが狭くなってしまっています。

名残惜しいですが、以前の施設を解体して更地にします。

イメージとしてはこんな建物に完成予定です。

上空からドローンで撮影してみます。東工業では測量、写真撮影にドローンを活用しています。これまではなかなか入れなかった場所までドローンが入り込むことでより細かな作業計画が立てられます。

こちらの農園では、以前から外国人実習生やインドネシアの大学生などを応援されていて、寮として住まいの役割も併用した施設に建て替えしています。

緑の屋根にこだわって、白と緑と茶色のコントラストが映える施設ができあがります。2階部分には寮があり、快適な生活が送れるように考えて設計しています。

こちらの施設にも、富山県産、氷見産の里山杉をふんだんに使っています。作業室の大空間を作るために、木製トラス構造を活用しています。シザーストラス(ハーフシザーストラス)で建てました。

木製トラスとは、三角形の形に組まれた構造形式です。三角形の形に組むことで各部材に係る荷重が分散されるので、バランスよく安定させることができます。

木造住宅では多く採用されていますが、これだけ大きな施設での空間ではあまりありません。できる会社が少ないということもあります。雪国ならではの積雪荷重計算も行い、地元の地産材(里山杉)を使う為に、この構造を取り入れました。

『氷見に住む』-氷見市移住・定住促進住宅完成-

氷見市では、氷見市への移住又は定住を検討している方が一定期間利用可能な移住・定住促進住宅をご用意しています。

この住宅は、市内へ移住される方が新しい生活を始めるための準備をする間、入居できる賃貸住宅です。

令和3年6月には新たに「氷見市園移住・定住促進住宅」(A棟・B棟)が完成しました。

氷見市移住・定住促進住宅について

東工業では、氷見市の『移住・定住促進住宅』の設計施工を進まて参りましたが、この度完成に致りましたので、ご紹介させていただきます。

瓦屋根と畑が連なる氷見型移住ヴィレッジ‐氷見市移住・定住促進住宅‐

◎瓦屋根と畑が連なる氷見型移住ヴィレッジ

東工業では、氷見市の『移住・定住促進住宅』の設計施工を進まて参りましたが、間もなく完成に致りますので、ご紹介させていただきます。

平屋型と町家型(二階建て)の2つの住宅タイプによりリズムの有る街並みをつくります。移住者の属性やライフスタイルにより2つのタイプを選択することが可能です。

◎平屋タイプは高齢者でも住みやすいバリアフリー仕様になっています。

◎二階建ての町家タイプは子供のいるファミリータイプ仕様になっています。

LDKと寝室が離れていることで、プライバシーを確保しやすい構成になっています。LDKと寝室と水回り(浴室・トイレ・洗面所)の使いやすい構成とし、寝室は可動間仕切りにより2室にもできるようになっています。雁行型の配置計画により駐車場と畑を分け、視線が交差しないようにします。

ひみ里山杉を柱・梁・母屋などの構造材、テラスと玄関の外装の一部、床材、天井材、収納等の内装に使い、温かみのある空間にします。また氷見の風景の特徴である黒い瓦屋根を用いて、切妻屋根のシルエットが重なる風景を作ります。

外構には畑を大きくとり、氷見での田舎暮らしを体験できるようにします。畑仕事を通してコミュニケーションを誘発して、住民が地元に馴染んでいきます。土間のテラスでは泥がついたままでも休憩でき、野菜を洗ったり、干したりすることができます。

◎平屋型 高齢者も住みやすいバリアフリータイプ

平屋タイプは高齢者でも住みやすいバリアフリー仕様になっています。

畑方向から土間テラスを見る。テラスの屋根は透明なポリカーボネート板。

リビングから畑を見る。床と天井の仕上げにはひみ里山杉が使われている。

寝室を見る。襖によって2室としても利用することげできる。

◎町家型 子供と暮らすファミリータイプ

二階建ての町家タイプは子供のいるファミリータイプ仕様になっています。

土間テラスから畑を見る。下屋の庇によって雨を防ぐ。

吹き抜けのあるリビングを見る。高窓から採光することができる。

2階寝室を見る。襖によって2室に分割することができる。

◎取り組み方針

今回の事業の目的は、『氷見らしさを感じられ、安全で快適又は維持管理に優れた住宅を高品質に期間内に完成すること』でした。

その中で、設計・施工を確実な工程管理のもと行うこと、氷見市役所の担当課との報連相を密に行い、安定した品質管理を行うことなど方針に定めました。また、氷見市内の協力業者及び氷見産の材料を優先的に使うなど、氷見市の経済効果に配慮し、氷見市内での地産地消を目指しました。

施工段階でも騒音、振動を減らし、整理・整頓・清潔を維持したまま治安の向上に努めるなど近隣にも配慮した施工を行い、安全管理の徹底により無事故での完成を目指しています。

これまでの数多くの住宅新築工事、設計施工実績、氷見市の駅や公園、学校、地元企業での仕事も評価をいただいてのプロポーザル事業を受諾させていただきました。

間もなく、完成を迎えます。

改めて完成後のご報告も、当社ホームページにてご紹介させていただきます。

『入学式に間に合わせる』氷見市内小中学校‐机と椅子の交換作業‐

3月の年度末。まもなく入学式、始業式を控えています。

3月の週末(学校が休みの間に)氷見市内の全小中学校を回って、傷んだ机の天板、椅子の背板、座板を交換して回ってきました。

その数600枚以上!!

最初は戸惑っていましたが、さすがは職人たち!きっちり納期を合わせてくれました!!

砺波市庄川にある株式会社フシキさん、ありがとうございました。

3月中に作業を完了し、迎えた新学期。

『自分の子供が今年入学式で1年生になりました。新しくなった椅子と机に座っていたのが、なんだかちょっと嬉しかったです。』

東工業には、こんな仕事もあります。面白かったですね。

これまでは、新しい机、椅子を買っていたようです。今年から新しい取り組みで、SDGsやリユースといった循環型社会への取組みです。

今回は、氷見市の仕事でしたが、いろいろな形で街の、市民の、お役に立てていることが、嬉しく思います。

『マンションリノベーション』氷見市氷見駅裏マンション

氷見市氷見駅のすぐ裏にあるマンションの、リノベーションを施工致しましたのでご紹介します。

今回のリノベーションは、ちょっと難しい案件でした。中町屋さんプロデュースの元で仕事をさせていだだきました。おかげで素敵なリノベーションができました。

16坪弱のリビングダイニング、廊下、寝室の壁を全て取っ払い、リビングダイニング寝室を一つにしました。廊下幅を減らすことで、広々とした空間に生まれ変わりました。

エアコンやキッチンの入れ替えを行い、ユニットバスをユニットシャワーに入れ替えました。床は木材張りにすることで、暖かくいい感じの仕上がりです。

新築住宅ばかりではなく、ご希望のスタイルにリノベーション、リフォームすることで全く異なるテイストの住まいに生まれ変わります。

古くなった古民家、空き家などを新たに有効活用することもご提案可能です。

東工業が『いいがにします!』

氷見市 新築住宅工事 H様邸

【「前川國男」自宅モチーフ】

今回ご紹介するのは、私どもとしても想い入れ深い施工となりました氷見市のH様邸をご紹介します。

何といっても特長は、建築家「前川國男」氏の自宅をモチーフにしている点です。お客様のイメージにもとづき、あらゆるこだわりがいっぱいの住宅を造りました。

湊川に面した静かで過ごしやすい立地に、新築の家でありながら古い街並みにもなじむような黒瓦フキの屋根、ひみ里山杉の板張りの外壁をほどこしています。

全ての畳、床柱、床板など、すべてにこだわりの和室。

親子二人で暮らすに十分すぎるスペースと、気持ちのいい吹き抜け。内装にも里山杉がふんだんに使われています。白色の回転扉もこの建築物の特長と、こだわりの一つ。

写真はありませんが、お風呂も板張りで、トイレにもこだわりました。薪ストーブから伸びた煙突が突き抜けて特徴的です。

『場所』『素材』『災害』『景色』そして『某建築家』をコンセプトに、こだわりの家ができました。 

氷見駅前広場 公共トイレ・キャノピー

氷見に電車で来たことはありますか?
氷見駅の前は結構いいがになってますよ。ここの公共トイレとキャノピー(通路)は東工業の施工です。

この工事は駅前の施工ということで、駅の利用者と駅前の店舗様や住人の皆様への配慮という点で大変苦労した工事です。

具体的に配慮といいますと、『利用者の動線に配慮をして工事を行う』ということです。そういう事に配慮のいらない工事だと一回でバシッと施工できるのですが、この工事は3回に分けて施工しました。

駅への入り口と、数件ある店舗への入口も迂回してもらったり、ずらしてもらったりしながら行いました。駐輪所もありましたが、これはどうにもならず仮設で近所に借りた土地を利用して、そこに自転車を止めてもらうという方法で回避しました。こういった配慮によって、当初の『どうやって工事を進めようか』という問題は解決しました。

作る物自体も普通の建物とは違ってなかなか一筋縄では行かない構造や収まりが多かったのですが、発注者、設計者、施工者一丸となって、苦労しながらでも楽しく創り上げることができたと思います。

大変良いチームだったと思います。


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